コールドチェーン ソリューション
COLD CHAIN SOLUTION

日本からタイおよびベトナム国内への生鮮品の輸送にて特殊保冷箱及び電子タグと監視ソフトによる高鮮度維持とトレーサビリティを検証し、受発注~発送・通関を含め新たなコールドチェーン物流のソリューション創出を目指します。更に、東南アジア各国への技術展開をはかっております。

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タイへの鮮魚コールドチェーン実証実験の実施


2020年6月(タイ・バンコク)、2022年8月(ベトナム・ホーチミン)にて 鮮魚コールドチェーンの実証実験を実施し、特殊保冷箱及びクラウド、電子タグ、ブロックチェーンを使用した新しい流通形態のシステム開発を行っております。


<本実証の構成図>

コールドチェーン ソリューション(Cold Chain Solution)

■特殊保冷箱

・+8℃以下を118時間(約5日)保持

・電気を使わないため、低コストの輸送に最適

・冷媒を変更することによりー70℃、ー20℃等の温度設定可能

・保冷温度のモニタリング機器搭載、また電波通過素材のため通信機材等の内臓も可能)

 

■ZigBee Tag

・内臓メモリに定期的に取得したデータを保存(温度・湿度・傾斜・衝撃センサー内臓可能)

・2.4Ghz帯で飛距離は約100m

・スマホのUSB端子に接続できる汎用ZigBeeリーダーを使用してデータの読取が可能

・ゲートウェイによる定期自動送信が可能

 

 

■ソフトウェア (受発注~発送)

・鮮魚の受発注と管理を簡略化したオンライン化システム

・クラウド上のシステムのため、どこからでもアクセス可能

・漁港、仲買、海外輸出、流通に対応

・タブレット、スマホでの作業

 

 

■ソフトウェア 通関業務簡略化

・輸出手続きを簡略化し書類をシステムに格納

・ZigBeeタグを輸出時にシステムに紐づけ

・フライト情報、貨物情報を管理しパッキングリスト、インボイス等各種通関書類を出力・共有

・タブレット、スマホでの作業

 

 

 

■ソフトウェア トレーサビリティ

・ZigBeeタグに完全に対応し、温度管理を伴う航空・長短距離トラック輸送管理を実現

・トレーサビリティ履歴はブロックチェーンに格納され、改ざん不可能(電子証明)

・フリートマネジメントシステムとの接続も想定

 

 

 

日本からタイ国内へ電子タグと監視ソフトを利用した高鮮度維持とトレーサビリティの技術を検証し、新しいコールドチェーンのソリューション創出を目指します。今後は、タイのみならずベトナムや東南アジア各国へも技術展開を行い、それを支えるネットワーク基盤の整備を推進することで、日本からの生鮮品を高鮮度に輸送し、お客さまの体験価値向上を目指します

 

東南アジア向け高鮮度輸出促進産地連携協会

株式会社エム・ソフト

エム・ソフト・タイランド

JMFITサービス

技術協力 KDDI Thailand Ltd.

 

事業目的

産地から加工・流通・販売段階までのIT技術を活用したバリューチェーンを構築し、タイ・ベトナムにおける高鮮度生鮮魚類販売の安定・拡大を目的とする。

取り組み内容

①天草・富山の新鮮な魚を特殊保冷に格納し、電子タグで温度モニターしながら最速輸送

②クラウド・電子タグ・ブロックチェーンを使用した、新しい流通形態のシステム開発(*特許出願中)

③鮮度の良い魚の素材を生かす料理の開発とSNSでの発信により日本食の魅力をアピールする。